小室直樹

概要

 小室 直樹(こむろ なおき)昭和七(1932)年壬申(みずのえさる9)九月九日生誕-平成二十二(2010)年庚寅(かのえとら27)九月四日逝去(七十七歳)は、日本の社会学者、法経済学者。学位は法学博士(東京大学・昭和四十九年(1974年)。東京工業大学世界文明センター特任教授、現代政治研究所(東京都千代田区)所長などを歴任。

経歴

 昭和七(1932)年壬申(みずのえさる9)九月九日に東京府荏原郡玉川村(現・東京都世田谷区奥沢)に誕生。昭和十二年(1937年)の五歳の時に父が死去し、母の故郷である福島県会津若松市に転居しました。福島県立会津高等学校に入学。数学、物理に優秀な成績を残しました。後に政治家となる渡部恒三と知り合い、生涯の友人となりました。

東京都世田谷区奥沢
会津若松市
渡部恒三

 昭和二十六年(1951年)に京都大学理学部に入学しました。京大では物理学科志望だったが成績上の理由で数学科に進学しました。位相幾何学を専攻しました。ジョン・ヒックス『価値と資本』の解説を執筆した、市村真一の論文を読んで「理論経済学」に興味をもちました。

京都大学

昭和三十年( 1955年)京都大学卒業。当時優秀な教授と学生を集めていた大阪大学大学院経済学研究科に進学しました。担当教官は市村真一でした。昭和三十三年( 1955年)に大阪大学大学院博士課程に進学しました。

大阪大学

 昭和三十四年(1959年)に大阪大学大学院博士課程退学。フルブライト留学生として、米国のミシガン大学大学院に進学しました。昭和三十五年(1960年)にマサチューセッツ工科大学で、戦後の主流経済学者であるポール・A・サミュエルソン、ロバート・ソローから、当時最先端の経済学を学びました。その後、ハーバード大学大学院では、ケネス・アローとチャリング・クループマンスから経済学を学びました。昭和三十六(1961年)にハーバード大学で、バラス・スキナー博士から行動主義心理学を学び、昭和三十七年(1962年)に帰国しました。

ミシガン大学
マサチューセッツ工科大学
ポール・A・サミュエルソン
ロバート・ソロー
ハーバード大学
ケネス・アロー
バラス・スキナー博士

 昭和三十八年(1963年)に東京大学大学院法学政治学研究科に進学。担当教官は丸山眞男教授でした。東京大学大学大学院では数々のゼミナールで学び、富永健一教授の紹介で、社会学の雑誌に論文を数多く発表しました。

東京大学安田講堂
丸山眞男

 昭和四十二年(1967年)から無償で、自主ゼミ(小室ゼミ)を開講し、経済学を筆頭に、法社会学、比較宗教学などを教えました。小室ゼミの門下生は現在著名人を多く輩出しております。昭和四十五年(1970年)に経済史学者の大塚久雄からマックス・ウエーバーを学びました。「社会科学における行動理論の展開」で城戸賞受賞。昭和四十七年(1972年)に東京大学から「衆議院選挙区の特性分析」で法学博士の学位を取得して、東京大学非常勤講師に就任しました。

マックス・ウエーバー

 昭和五十五年(1980年)に一般向け著作である『ソビエト帝国の崩壊  瀕死のクマが世界であがく』(光文社カッパ、のち文庫)が刊行されベストセラーになりました。これにより、小室直樹は一般に認知されて、評論家としての知名度が上がりました。小室の予測どおり、平成三年(1991年)にソビエト社会主義共和国連邦は崩壊しました。

 平成十八年(2006年)に東京工業大学世界文明センター特任教授に着任しました。平成二十二年(2010)年九月四日に心不全のため、東京大学医学部付属病院で逝去。「碩学」「学問の泰斗」「博覧強記」と形容された七十七年の人生でした。

東京工業大学世界文明センター

著作

日本人のための憲法原論

小室直樹 日本人のための経済原論

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか

小室直樹の中国原論

三島由紀夫が復活する 新書版

日本人のためのイスラム原論

日本いまだ近代国家に非ず

天皇畏るべし

政治無知が日本を滅ぼす

憲法とは国家権力への国民からの命令である

危機の構造―日本社会崩壊のモデル (中公文庫)

国民のための戦争と平和

数学を使わない数学の講義 (WAC BUNKO 272)

日本国民に告ぐ 誇りなき国家は滅亡する (WAC BUNKO 282)

田中角栄 政治家の条件

数学嫌いな人のための数学―数学原論

信長

ソビエト帝国の崩壊―瀕死のクマが世界であがく (カッパ・ビジネス)

小室直樹の資本主義原論

悪の民主主義―民主主義原論

経済学のエッセンス―日本経済破局の論理 (講談社プラスアルファ文庫)

日本の敗因―歴史は勝つために学ぶ

新戦争論―“平和主義者”が戦争を起こす (光文社文庫)


三国志演義 第一巻
三国志演義 第二巻
三国志演義 第三巻
三国志演義 第四巻
三国志演義 第五巻
三国志演義 第六巻
三国志演義 第七巻
三国志演義 第八巻
三国志演義 第九巻
三国志演義 第十巻
三国志演義 Ⅰ

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