宮部金吾

概要

 宮部金吾(みやべ んご)万延元年閏三月七日(1860年4月27日)生誕。 -昭和二十六(1951)年三月十六日薨去(九十歳)は、植物学者。札幌市名誉市民。札幌農学校第二期卒業生。(現在の北海道大学)。

経歴

 江戸の下谷で誕生。明治十年(1877年)に札幌農学校へ入学する。同期には新渡戸稲造と内村鑑三がおり、明治十一(1878)年六月に、新渡戸・内村などと共にメソジスト教会のハリス宣教師から洗礼を受けることとなる。

 札幌農学校卒業後は開拓使御用掛となる。明治十四(1881)年十一月に宮部は開拓使により東京大学へ派遣される。これは将来の農学校教師にするためで、南鷹次郎とともに駒場農学校に国内留学することとなった。

明治十六年(1883年)に札幌農学校助教に就任、植物園設置の計画立案を命じられる。この準備として、明治十七(1884)年六月から八月にかけて道東への植物採取を行っており、日高地方・北見地方・千島列島に至る調査となった。

 明治十七(1886)年七月に、植物学研究を目的としてハーバード大学への留学に旅立つ。明治二十二年(1889年)まで留学し、帰国後は札幌農学校教授となり、植物園主任に就任する。のちに植物園の初代園長を務める。

 昭和二年(1927年)に定年退官。同年五月に北海道帝国大学における最初の名誉教授となる。昭和五(1930)年一月に日本学士院会員に選定される。昭和十一年(1936年)に日本植物学会会長。昭和二十一(1946)年二月に文化勲章を受章。昭和二十四年(1949年)に札幌市栄誉市民の第一号となる。

 昭和二十六(1951)年三月十六日に宮部金吾は薨去。九十年の生涯を終えました。


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