グイド・フルベッキ

グイド・フルベッキ

概要

 グイド・ヘルマン・フリドリン・フェルベック(Guido Herman Fridolin Verbeck)1830年1月23日(文政十二年)庚寅(かのえとら27)十二月二十九日生誕-1898(明治三十一)年三月十日逝去(68歳)は、オランダ出身でアメリカ合衆国に移民し、日本にキリスト教オランダ改革派宣教師として派遣された法学者、神学者、宣教師。

経歴

 1830年1月23日(文政十二年)庚寅(かのえとら27)十二月二十九日にグイド・フルベッキはオランダ王国ユトレヒト州ザイストで資産家の父・カールと教育者の母・アンナとの間に8人兄弟の6番目の子供として誕生する。

 1852年9月2日に22歳のフルベッキはニューヨーク州オーバン市にいた義理の兄弟の招きでアメリカに渡り、ウィスコンシン州の鋳物工場で働くようになる。1年後にニューヨークに移動して更にアーカンソー州でエンジニアとして働くことを選び、橋や機械類をデザインする。

 フルベッキは1854年の夏にコレラにかかり重症となる。完治した暁には宣教者になることを誓った。奇跡的に回復したフルベッキは1855年にニューヨーク市にある長老派のオーバン神学校に入学する。

 フルベッキは1859年オーバン神学校を卒業する。改革教会に転籍して、正式に米国オランダ改革派教会の宣教師に任命された。同年4月18日にマリア・マンヨンと結婚して5月7日にサプライズ号でブラウン、シモンズと共に日本へ向けてニューヨーク港より出帆する。

 上海に一時寄港した後にブラウンとシモンズは先に神奈川に渡り、上海に妻マリアを残して1859年11月7日に日本語習得のために長崎に一人で上陸する。長崎では聖公会のジョン・リギンズとチャニング・ウィリアムズに迎えられ、崇徳寺広徳庵に同居した。同年12月19日に妻マリアを上海より呼び寄せた。

 長崎では開国後も依然としてキリシタン禁制の高札が掲げられており、宣教師として活動することができなかった。しばらくは私塾で英語などを教え生計を立てていた。1861年から1862年にかけて、佐賀藩の大隈重信と副島種臣がフルベッキの元を訪れ、英語の講義を受けている。

大隈重信
副島種臣

 1864年(元治元年)に長崎奉行からフルベッキは幕府が長崎につくった長崎英語伝習所の英語講師への招聘があった。フルベッキは教師として幕府に雇用された。さらにフルベッキは佐賀藩が設置した致遠館(ちえんかん)で教鞭を取った。フルベッキに師事して集まった学生達の姿はフルベッキ群像写真(上野彦馬撮影)として現在も長崎歴史文化博物館で展示公開されている。

上野彦馬

 1869年(明治2年)2月13日にフルベッキは突然明治政府から、大学設立のために江戸に出仕するように通達を受ける。到着したばかりの後任宣教師ヘンリー・スタウトに伝道を引き継ぎ、江戸に向かう。江戸では法律の改革論議の顧問と大学の設立の仕事を依頼される。

 フルベッキが大隈重信に、日本の近代化についての進言(ブリーフ・スケッチ)を行い、大隈が翻訳して岩倉具視に見せたところ、1871(明治4)年11月に欧米視察のために使節団を派遣することになる(岩倉使節団)。

大隈重信
岩倉具視

 大学南校在職中の1870(明治3)年10月から1873(明治6)年まで教頭を務め、規則や教育内容の充実に努める。大学南校在職中の1871年(明治4年)10月5日に明治天皇より学術の功績への感謝と更なる発展への期待を希望する旨の勅語を賜わる。

明治天皇

 1873年(明治6年)に政府左院において翻訳顧問となる。1875年(明治8年)から1877年(明治10年)まで元老院に職を奉じた。1877年(明治10年)9月に官職を退き、東京一致神学校や華族学校(学習院)の講師を務める。

 1886年(明治19年)の学院の開学時に理事と神学部教授に選ばれて、旧約聖書と説教学(英語版)の教授を務めた。1888年に明治学院理事長に就任する。1878年に日本基督一致教会中会で旧約聖書翻訳委員に選ばれ、文語訳聖書の詩編などの翻訳に携わる。1888年2月の旧約聖書翻訳完成祝賀会では、フルベッキが聖書翻訳の沿革について講演した。

 グイド・フルベッキは1898(明治31)年3月10日に68年の生涯を終えた。

伝記・評伝

日本の夜明け フルベッキ博士と幕末維新の志士たち

フルベッキ写真の正体 孝明天皇すり替え説の真相 (二見文庫)

「フルベッキ写真」の暗号 (ムー・ノンフィックス)

「フルベッキ群像写真」と明治天皇“すり替え”説のトリック

フルベッキ書簡集 (1978年)

明治維新とあるお雇い外国人―フルベッキの生涯


三国志演義 第一巻
三国志演義 第二巻
三国志演義 第三巻
三国志演義 第四巻
三国志演義 第五巻
三国志演義 第六巻
三国志演義 第七巻
三国志演義 第八巻
三国志演義 第九巻
三国志演義 第十巻
三国志演義 Ⅰ

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