堀田正睦

堀田正睦

概要

 堀田正睦(ほったまさよし)文化七年庚午(かのえうま7)八月一日(1810年8月30日)生誕-元治元年三月二十一日(1864年4月26日)薨去(五十三歳)は、江戸時代末期の大名。老中首座。下総国佐倉藩五代藩主。初名は正篤(まさひろ)。

経歴

 文化七年庚午(かのえうま7)八月一日(1810年8月30日)に堀田正睦は江戸藩邸で佐倉藩三代藩主の父・堀田正時の次男として誕生する。文化八年四月四日(1811年5月25日)に父の正時が逝去する。四代藩主は正時の甥の堀田正愛が継ぐ。その後に正篤は叔父の正愛の養子となる。

佐倉城

 当時の佐倉藩では老臣金井右膳が専制を振るっていた。これは当時、度重なる外国船の接近に対して佐倉藩は幕府の命令により、文政六年(1823年)以来、病気がちの藩主・正愛に代わって金井の主導により江戸防衛のための準戦時体制を取っていたことによる。

 藩主となった正篤は、幕府の信任が厚い金井を牽制しつつ、自らの家督相続を支持した渡辺弥一兵衛を側用人(そばようにん)に抜擢して権力を確立していく。天保四年(1833年)に金井が逝去する。正篤は藩主として独り立ちをして藩政改革を主導した。

 文政十二年四月十二日(1829年5月14日)に十一代将軍・徳川家斉に奏者番(そうじゃばん)を任命された。天保五年八月八日(1834年9月1日)に寺社奉行を兼務する。天保八年五月十六日(1837年6月18日)に大阪城代に任命される。天保八年七月八日(1837年8月8日)に江戸城西の丸老中に任命された。

11代将軍 徳川家斉

 十一代将軍・徳川家斉没後の天保十二年三月二十三日(1841年5月13日)に本丸老中に任命された。老中首座の水野忠邦が着手した天保の改革に加わる。しかし天保の改革は、忠邦の民衆に対する圧迫と、忠邦の腹心の鳥居耀蔵の悪政などで、2年で失敗に終わる。

水野忠邦

 正篤は忠邦の改革に対しては批判的だった。忠邦の改革は失敗に終わると早くから見抜き、腹心の渡辺と図って天保十四年閏九月八日(1843年10月30日)に老中御役御免となり、江戸城溜詰となる。老中を辞任した後は佐倉に戻って再び藩政改革に尽力し一定の治績を挙げる。

 安政二年十月九日(1855年11月18日)当時、老中首座であった阿部正弘の推挙を受けて老中に再任される。阿部から老中首座を譲られ、外国掛老中を兼任した。正篤の老中再任に対して徳川斉昭は開国派である正篤に好感を持てなかった事から反対した。島津斉彬は静観した。阿部が正篤を推挙した理由は、譜代大名の中で正篤は明快なほど開国通商の意見を持っていた事と、江戸城溜詰筆頭で開国派の井伊直弼に対する配慮などが挙げられる。

阿部正弘
徳川斉昭
島津斉彬
井伊直弼

 安政三年(1856年)に島津家から13代将軍・徳川家定に輿入れした篤姫の名を遠慮して、正篤は正睦と改名した。安政四年六月十七日(1857年8月6日)に実質的な老中首座である阿部正弘が急死する。正睦は松平忠固を老中に再任し、溜詰の意向を反映した堀田正睦、松平忠固の連立幕閣が形成された。

篤姫

 安政四年十月二十一日(1857年12月7日)にアメリカ総領事のタウンゼント・ハリスが江戸城に登城して十三代将軍・徳川家定に謁見し親書を読み上げた。正睦は安政五年一月八日(1858年2月21日)に上洛して孝明天皇から条約調印の勅許(ちょっきょ)を得ようとした。条約調印に反対する攘夷派公卿(くぎょう)たちが廷臣八十八卿列参事件を起す。孝明天皇も強硬な攘夷論者であったため勅許は却下された。

タウンゼント・ハリス
孝明天皇

 正睦は安政五年四月二十日(1858年6月1日)に江戸に戻る。安政五年六月四日(同4月23日)に井伊直弼が大老に就任した。同年八月二日(同年6月23日)に正睦は松平忠固と共に老中を罷免される。安政五年七月六日(1858年8月14日)に十三代将軍徳川家定が病で 薨去される。

 安政六年九月六日(1859年10月1日)に正睦は家督を四男の堀田正倫(ほったまさとも)に譲って隠居する。文久二年十一月二十日(1863年1月9日)に朝廷と幕府の双方から命令される形で蟄居を言い渡され、佐倉城での蟄居を余儀なくされた。元治元年三月二十一日(1864年4月26日)に佐倉城三の丸の松山御殿において薨去する。堀田正睦は五十三年の生涯を終えた。

堀田 正倫

伝記・評伝

評伝 堀田正睦

国難を背負って―幕末宰相 阿部正弘・堀田正睦・井伊直弼の軌跡

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タウンゼント・ハリスと堀田正睦―日米友好関係史の一局面


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